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選挙ポスターB,C,Dの戦い——B判定が83%当選

衆議院議員選挙における東京激戦計8区、28名のポスターを分析レポート

2021年10月31日の衆議院議員選挙で、視覚デザイン研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役:内田広由紀)は8選挙区28名のポスターを投票日前に判定し、開票結果と突き合わせを行いました。

今回取り上げたポスターの事前判定は当Webサイトで公開しています。



重要な3キーワードだけでも判定できる

私たちの感性が政治家に何を求めているかは事前の実験からかなりわかっています。これを3つのキーワードで見るだけでもデザインの効果がかなり読み取れます。



B判定のポスターのうち83%が当選し、Cは16%、Dは0%

東京8区の吉田晴美氏は無党派層の65%(共同通信調べ)の支持を集め、与党大物石原伸晃氏を137,341票対105,381票で破るという結果。ポスターのデザインが無党派層に効果的ということがはっきり表れました。




D判定のポスターでも強い意志が受け入れられた

ポスターがDでもゆうゆう当選する候補者はいます。東京7区の長妻昭氏や17区の平沢勝栄氏らです。地元の支持が強く、信頼度が高いと思われます。両ポスターともデザインの完成度はDですが有権者と同じ思いを共有しようという熱気が伝わります。



語りかけない表情のポスターが人の気持ちを遠ざけた

神奈川13区の甘利明氏、東京8区の石原伸晃両氏のポスターから無党派層の票が逃げる様子がはっきり見えました。ポスターに判定表の「13 表情」のスケールを当てると0〜2。両氏とも感性が〈危険ゾーン〉にいると判断したことがわかります。一方、当選した東京3区の松原仁氏と東京8区の吉田晴美両氏の表情は7〜8。感性が笑顔に好感していることがわかります。




デザイン力を発揮して当選を目指したい

今回のデザイン判定でAのポスターはゼロと異例の低さでした。その原因は幾つかあると思われますが、小選挙区ゆえの油断とデザインの効果に信用がないことにあると思われます。

ところで選挙ポスターのデザインAをつくるのはさほど困難ではありません。ポスターと好感度判定表の20項目をチェックして一致させれば合格(A)がつくれます。いわば車検や健康診断と同じように判定できるのです。当選を目指すならばぜひ判定表を活用してほしいと考え、このレポートを発信しています。


 

【会社概要】

会社名:株式会社 視覚デザイン研究所

所在地:東京都千代田区神田神保町1-22-4F

代表者:内田 広由紀

設立:1976年1月

事業内容:○ 視覚伝達デザインの研究 ○ 美術・デザイン書・絵本の出版 


【本リリースに関する報道お問い合わせ先】

当サイトお問い合わせフォームよりご連絡ください

視覚デザイン研究所・デザインラボ実験室 URL:https://www.shikaku-d.com/designlab

担当:内田・青柳


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