7日間でマスターする 配色基礎講座
視覚デザイン研究所(著)、内田 広由紀(著)
サイズ:B5判
ページ数:全144P
ISBN:978-4-88108-153-2
【この本の紹介】
7日間で配色の基礎テクニックを手に入れよう
「配色って難しい」と思っていても「これは美しい色だなぁ」と感じたことは誰にでもあるはずです。こんな経験のある人ならば、美しい配色はつくれます。実はセンスが眠っているだけ。
この本に導かれて、7日間で自分の中のセンスを呼び覚ましましょう。
第1日目はオリエンテーション
美しいと感じること自体とても大切ですが、もう少し踏み込んで周りの色を見てください。
印象に残る配色にはある共通点があるんです。何気なく見ていても気づかなかったこれらの共通点とは、配色のパターンやルールです。それを無意識に読み取って「美しい」と感じていたのです。美しい配色を作れる種は自分の中にあるんです。
第1日目は、美しい配色をつくる伝統的なルールを要約して解説しています。
この本全体でどんなことが待っているのかな、というオリエンテーションです。
第2日目は配色に必要なツールと使い方
色の基礎知識の中でも配色する時に絶対覚えておいたほうがいいことだけに絞って解説しています。
とはいえ、これを理解することがどんな色の知識よりも大切です。
もうひとつは「5役色」「主役色」「脇役色(引き立て色)」「支配色(背景色)」「融合色(なじませ色)」「アクセント色」です。小説や映画に主役や脇役があるように配色にも役割があります。
そのシーンで役割を果たすためには、そのほかの小道具や背景などの協力が絶対必要です。
第3〜5日目で配色の実践をレクチャー
2日目で学習したツールを使って様々な配色をつくっていきます。
どの配色にも必ず良い例とうまくいっていない例を比較しているので、その日の課題がひと目で理解できるはずです。
各日の課題のラストページは復習問題が付いていて、きちんと理解できたかをチェックします。
第6、7日目はステップアップへの道
ここまでやってきて配色に自信が持てたと思います。
しかしどんなに美しい配色であっても表現したいテーマのイメージと合っていなければ見る人に伝わらないのです。
ある「モノ」をどう伝えたいのか、というイメージづくりは配色する時の最初に考えることです。
イメージは個人のもので千差万別ですが、実は共通項も多くあります。
最終日は、イメージとキーワードと配色を結びつけた「イメージマップ」で、自分が目指す配色の方向とイメージが合っているかを確認します。
実践的で至れり尽くせりな配色基礎講座。配色は苦手と思っていた人も、7日間でぜひあなたの中に眠っている配色の種を開花させてください。
目次
第1部 配色の準備
1日目 配色する前に
2日目 配色のツール<三属性・五役色>
第2部 配色の実践
3日目 引き立てる型1
4日目 引き立てる型2
5日目 なじませる型
6日目 イメージづくり
7日目 イメージマップ