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定本 和の色事典 増補特装版

定本 和の色事典 増補特装版

著:内田広由紀 視覚デザイン研究所・編

サイズ:A4 変形版 上製・化粧箱入

ページ数:360

ISBN:978-4-88108-204-1

  • 【この本の紹介】

    1000を超える色の名前を有する国は世界でも稀である。色名の多さは感性と文化の成熟度の表れであり、日本のそれを誇らずにはいられない。

    先人たちが口伝、筆伝により護り続けた色の重みに感じ入るとともに、さまざまな理由により途絶えた色を解明することで、歴史の奥襞に閉じ込められた事実が語り始めるのである。

    持ち運びに便利な定本に掲載しきれなかったエピソードを多数掲載しました。

     

    実務に役立つ詳細なデータが満載

    延喜式の色名の染材全データ

    平安時代には身分・階級を表す36色が 決められていた。その全色の色票と染材の種類と量、媒染剤の種類と量、燃料の量を記載。

     

    和の色名は100のトーン名

    日本の色名1100色を分析すると、500の色相と100のトーンを組み合わせている。例えば梅、桜、藤や朱、碧、丹 などの色相表示と照、潤、鮮、群など のトーン表示。 この仕組みを理解すれば、新しい和の色名が作り出せる。

     

    223線の精密な色票

    特装版の色票はスクリーン線数223線で制作されています。カラー印刷の品質管理で定評のある光村印刷(株)に 製版・印刷を依頼し、通常より30%以上も精密な仕上がりになっている。

     

    歴史に埋もれていた数百の色票を再現

    専門家に伝承された技術的な記録、中世の法令集、歴史書の中の色と文学に現れる色を照合して色票を決定しま した。この際当社が独自に開発したカラーパレット上に色票を配置、調整し、これも独自開発の「共感言語」を通して色のメッセージ性を整理し、最終的に現代では不明となっていた数百の色を含めた色域を決定しました。

     

     

    実用書としての規格性・利便性の追求

    紙媒体やデザインの現場一般で色指示に使用されるCMYK表示はもちろん、色相に占める位置、色の強さ、濁りの強さなど、さまざまな制作やプレゼンなどの現場で 高精度の表現が可能となるよう数値化しています。また、幾度となく使用されることを想定した堅牢な製本方法の選定など、特装限定版ならではの工夫も凝らしています。

     

     

    定本としての色票の整理

    色見本帳、色名事典など、現在色見本を掲載した専門書は40を超えるが、そこに示された色見本は、同じ色名でも まったく色味が違います。それは色名の表す色みは、時代を反映し、古代から現代へと変遷してきたためであり、ま た、同じ材料から染めても、浸す時間や媒染材、温度で変化するためです。本書はそれらを参考にしつつ、色のメッ セージ性を整理して色票を決定しています。

     

     

    色の由来やイメージの充実

    「色」と一口に言ってもその由来や意味、ことばのもつ響きなど、色名には単純な物の名前を超えた豊かなイメージの源泉としての役割があります。それは生活を豊かにするイメージであり、芸術に参与するイメージであり、じつに広汎な浸透力を有しているといえます。実用に耐える事典としては言うまでもなく、本書はそうした色名のもつ「豊かさ」を文学を中心に可能な限り紹介しています。

     

    特別付録

    ●32色相カラースケール

    測色や色彩管理・色指定に必携のカラースケール。ジャパンカラー(CMYK)色票なので、カラー印刷やモニタの色調を全国同一の基準で管理できます。

     

    ●カラー撮影用のカラースケール3組

    カラー撮影時の色調管理の必備品。正確なCMYKによる12色相×3濃淡

¥23,000価格
消費税抜き
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