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巨匠に教わる 絵画の技法

巨匠に教わる 絵画の技法

著:視覚デザイン研究所;早坂 優子

サイズ:B5

ページ数:全160P

ISBN:9784881081457

  • 【この本の紹介】

    ダヴィンチ、モネ、セザンヌ、ピカソなど巨匠の表現技法をシンプルに再現しました。
    ルネサンスからバロック時代にかけての主流技法だったモデリングとグレージング、印象派の技法の色彩分割のタッチ、固有色ではなく主観色を使ったフォーヴィスム、固定された一つの視線ではなく、複数の視線を共存させて、絵の中でしか表せない空間を生み出したセザンヌやキュビスムなどの技法を、作例とその制作過程の写真によって解説します。
    西洋絵画を技法の観点から、美術史の成り立ちとあわせて学べる全く新しい一冊です。

    【この本で紹介する内容】
    ●絵画の技法と材料の歴史
     ・油絵具の発明以前 B.C.約30000~A.D.1500
     ・油絵具の発明 15世紀~
     ・表現に興味を持ち始めた画家たち 16世紀~
     ・自由なテーマ、独自な表現が生まれる 19世紀~
     ・絵画はコピー(再現)をやめる 19世紀後半~20世紀

    ●古典技法の応用
    1正確な下地に基づく計画的な制作
     ・ルネサンスの巨匠に教わる モデリング+グレージング
     ◆古典的表現からの進化
     ・下層に対し暗色のグレージング――下層(形)に色と陰影をつける
     ・下層と同系色のグレージング――下層の色に深みを与える
     ・下層と離れた色相のグレージング――不透明なマチエールを生む
     ・下層と類似色のグレージング――新たな色をつくり出す

    ●古典技法からの過渡期
    2タッチとマチエールの効果に気づく
     ・バロックの巨匠に教わる モデリング+グレージング

    ●再現性追求の結果
    3タッチの変遷とその理由
     ・モネに教わる 色彩分割のタッチ(印象派の技法)

    ●再現よりも表現がテーマ
    4主観で描く
     ・固有色からの解放――主観色を使う(フォーヴィスム)
     ・マティスに教わる フォーヴィスム
     ◆量感の表現
     ・ミケランジェロに教わる ハッチング
     ・ダ・ヴィンチに教わる スフマート(空気遠近法)
     ・ルノワールに教わる スカンブル+ウェット・イン・ウェット
     ・ムンクに教わる ドリッピング+グレージング
    5固定された視線からの解放
     ・セザンヌに教わる 共存する複数の視線
     ・近代絵画の父セザンヌ――後世に影響を与えた技法
    6輪郭線――色面を囲む線(クロワゾニスム)
     ・ゴーギャンに教わる クロワゾニスム
     ・輪郭線――自由な線と色面(パッサージュ)
     ・デュフィに教わる パッサージュ

    ●表現のために技法が生まれる
    7マチエールを生かす――支持体の選択
     ・クレーに教わる 粗目のキャンバス地の生かし方
     ・マチエールを生かす――絵具
     ・デュビュッフェに教わる 絵具のインパストとマチエール
    8油絵のイメージをこわす――薄描き
     ・油絵のイメージをこわす――たらし込み(ドリッピング)
     ・ムンクに教わる ドリッピング
    9暗色下地を生かす
     ・ブラックに教わる 暗色下地の生かし方

    ●対象を再現しない表現
    10モチーフの分割・再構成(分析的キュビスム)
     ・インスタント・キュビスム体験
     ・ピカソに教わる 分析的キュビスム
     ・キュビスムの影響と展開
     ・空間の分割・再構成――パピエ・コレを経て総合的キュビスムへ
     ・ピカソに教わる コラージュ(総合的キュビスムの技法)
     ・コラージュの影響と展開
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